「過去のない男」 2003年 アキ・カウリスマキ監督
ヘルシンキにやってきた男が 暴漢に襲われ記憶をなくし
自暴自棄になりながらも、人々との小さなささやかな生活の中で
夢や希望を見出していく というストーリー。
内地にいたときから大好きな映画でしたが、最初観たときは
「なんじゃ、こりゃ!」@松田優作
でした。
俳優は無表情だし言葉にアクセントがない。
淡々と物語は進む。
でも、絵がとても綺麗だし嫌いになれなくて見続けていくと
このおっさん監督のユーモアや、小さいけれども、ささやかだけれど
日々の喜び、希望、人を愛するということに、
いつしか忘れられない、とてもすきな映画のひとつになりました。
過去はすでに終わっている。
そこから学ぶことを学び、手放せばいいのだ。
すでに起こってしまったことを気に病むのをやめた時、
あなたは今という瞬間にいることができるのだ。
その時、あなたは人生の喜びを十分に体験し始めるだろう。
ブライアン・L・ワイス
人生は前にしか進まない って。
だって、後ろ向きに進んだらでーじ大変さー(笑)。
=追記=
この映画はロックンロールだと思います。
イスケルマではなく正にロックンロール。
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